グループホームの働き方

【事実】グループホームの給料はなぜ安いのか?平均額は17万円。給料を上げる4つの方法を解説

グループホームに転職をすすめられて迷っています。特に給与面が不安なのですが介護職の中でもグループホームの給与は低いという噂は本当ですか?

この記事で分かること

  • そもそも介護職の給与は低い。その中でもグループホームは最低ランクの水準
  • グループホームの給与が上がらない理由は?
  • 給与上げる方法は?

働く上で給与は重要ですよね。

実際、退職理由の給与に関連して「収入に不満」「将来の見通しが見えない」という理由が上位に上がってきています。

退職理由ベスト3

  1. 収入に不満・自分の将来に見通しが立たない30.6%
  2. 職場の人間関係に問題があったため23.9%
  3. 結婚、出産、育児のため19.9%

引用:介護労働安定センター 労働者調査「介護労働者の就業実態と就業意識調査」

今回はこれから転職する方に向けてグループホームの給与事情を解説していきます。

入社前の注意事項や、給与を上げるために重要なことについても解説しますので参考にしてください。

この記事を最後まで読むことで、転職前の注意点が分かるので職場を選ぶ際に役立ちますよ。

【事実】グループホームの給料はなぜ安いのか?基本額は17万円。給料を上げる4つの方法を解説

この記事の結論

グループホームは介護施設の中でも平均給与が低い。そもそも給与が良いところを探して入職した方が効率的です。

この記事の結論は上記です。

深堀していきましょう。グループホームの平均給与は以下です。

グループホームの給与

 
 
勤務形態 平均給与額 平均基本給額
常勤 287,770円 170,460円
非常勤 207,980円 145,990円

引用:厚生労働省 令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果

これは他の施設と比べてどれくらいの給与水準なのでしょうか?下記から詳しく見て行きますよ。

そもそも介護職員の給与は低い。その中でもグループホームは最低ランクの給与水準

以下は施設別の平均給与額です。グループホームは他の施設に比べて低いことが分かります。

【施設別】平均給与額、基本給額

 
 
施設 平均給与額 平均基本給額
特別養護老人ホーム 350,430円 191,530円
介護老人保健施設 338,920円 177,670円
訪問介護事業所 306,760円 186,960円
通所リハビリテーション事業所 305,660円 175,810円
小規模多機能型居宅介護事業所 287,980円 173,080円
グループホーム 287,770円 170,460円
通所介護事業所 280,600円 180,540円

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※「平均給与額」は平均基本給額+平均手当額+平均一時金額を足した金額になります。

引用:厚生労働省 令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果

あくまでも全年齢、全国の平均額ですが最も平均給与の多い特別養護老人ホームと比較すると6万円の差があります。

年収ベースで言うと約70万円の差があります。なぜこのような差が出るのでしょうか?下記で深堀していきます。

グループホームの給料が上がらない理由は資格にある

グループホームの介護士の給与が低い理由は以下2点が考えられます。

グループホームの給与が低い理由

  • そもそも事業所に入ってくる金額に上限がある
  • 資格を持ってない人も多い
  • 単独の小規模事業所が多いため

介護士の給与は利用者が支払うサービス料のほか、国や自治体の給付金でまかなわれています。

介護報酬の額は国で定められており、施設が自由に決めることはできません。

施設の種類ごとにベッド数も決められており、定員が決まっていることから施設に入ってくる金額は頭打ちがあります。個人の努力で給与を上げるには限界があります。

またグループホームの特徴として身体介護が少なく、未経験・無資格者が働きやすいというものがあります。

他施設に比べて資格手当が少ない分、平均給与額が低くなっているというわけですね。

またグループホーム単体で運営しているような小規模な事業所は収入も少なくなっています。

特別養護老人ホームや、介護老人保健施設などの大型の施設と比べて他の部署の収入でカバーできない分、平均給与が少なくなっていると考えられます。

給与を上げるためにはどうすればいいのか?4つの方法を紹介

絶望的な状況ですが給与を上げる方法もあります。ポイントは以下の4点です。

ココがポイント

  • 資格を取ってキャリアアップする
  • 高収入の職場を狙って転職する
  • 管理職に昇進する
  • 同じ施設に長期的に勤める

上記の内容を深堀してみていきますね。

①資格を取ってキャリアアップする

介護士は資格を取得することでキャリアアップが可能です。キャリアが上がれば給与も「資格手当」という形でついてきますよ。

国が推奨するキャリアパス対象の資格は以下です。給与と一緒に確認してみましょう。

【資格別】平均給与額

 
 
資格 平均給与
介護支援専門員 360,030円
介護福祉士 329,250円
実務者研修 303,230円
介護職員初任者研修 301,210円
無資格 275,920円

引用:厚生労働省 令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果

「介護職員初任者研修」「実務者研修」は受講資格はありません。介護未経験者でも取得できますよ。

おすすめは国家資格である「介護福祉士」ですが実務経験が3年必要です。まずは「介護職員初任者研修」から取得してみましょう。

給与アップほか、スキルや知識も付くので専門職として積極的に取得してみましょう。

②高収入の職場を狙って転職する

他の施設に転職するというのも一つの手です。

施設別にみると平均給与額は特別養護老人ホームが施設の中でもグループホームの平均給与を大きく上回っています。

施設 平均給与額 平均基本給額
特別養護老人ホーム 350,430円 191,530円
グループホーム 287,770円 170,460円

引用:厚生労働省 令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果

また資格を取って関連職種に転職するというのアリですね。介護の知識が役に立ちそうな関連職種は以下です。

【職種別】介護士の給与

 
 
職種 平均給与額 平均基本給
介護職員 315,850円 182,260円
看護職員 379,610円 235,460円
生活相談員 340,310円 213,000円
リハビリ職員 358,560円 228,040円
ケアマネジャー 357,850円 216,780円

引用:厚生労働省 令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果

専門学校に行く必要がありハードルは高いですが、実際にわたしも看護師に転職して給与が7~8万円アップしました。

学費は高かったですが数年働けば取り戻せますし、国家資格は一生ものです。

個人の専門性を高めるためにも勉強は必須ですよ。

③管理職に昇進する

管理職を目指すというのも一つの手です。すぐには難しいですが将来的には視野に入れておきましょう。

グループホームにおける管理職と一般職の平均給与の差

 
 
役職の有無 基本給与額
管理職 354,420円
管理職でない 279,810円

引用:厚生労働省 令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果

厚生労働省の調査によると施設長などの管理職はおよそ「36万円」ほどの給与があり一般の介護職と比べると10万円近くの差があるというデータもあります。

④長期的に同じ施設で働く

年数を重ねることで給与が上がっていきます。

介護士全体の平均給与額の推移

 
 
  • 1年目  283,430円
  • 5年目  296,630円
  • 10年目 326,830円
  • 15年目 348,530円
  • 20年目 390,960円
とはいえ平均で20年で約10万円の昇給です。これでは不満を持つ方も多いはずです。

【結論】確実に給与を上げるには?そもそも給与がいい職場を選ぶことが大切

昇進したり、長期間同じ事業所で昇給を狙うのはハードルが高いという声もありますよね。

特にグループホームの昇給額は他施設に比べて低くなっています。これは単独の小規模事業所が多く、大型の施設に比べて経営が安定していないためだと考えられます。

グループホームの昇給額

  • 1年目  274,680円
  • 5年目  278,210円
  • 10年目 298,220円
  • 15年目 316,510円
  • 20年目 336,740円

引用:厚生労働省 令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果

20年間で昇給額は6万円になっています。

昇進や資格取得は時間がかかります。そもそも給与がいい施設を選んだ方が効率的ということですね。

施設を選ぶ際のポイントは下記です。

施設を選ぶ際のポイント

  • 資格手当が良いところ
  • 夜勤手当が良いところ
  • 介護職員処遇改善金の支給があるところ

給与を重視するなら上記のことは意識しておきましょう。

資格手当・夜勤手当・介護職員処遇改善金の差による給与の違い

入社してすぐの新人職員の給与を左右する要素は3つです。

新人職員の給与を左右する要素

  • 資格手当
  • 夜勤手当
  • 介護職金処遇改善金

介護職員処遇改善金とは一定の条件を満たした施設が申請することで、市から常勤の介護職員一人につき月額1.5万円の交付をするものです。

介護事業所の9割が申請しています。

しかし、その支給額は事業所側に任されており満額が支給されるかは分かりません。満額支給されるかで給与に大きく差が出ます。

上記を踏まえて分かりやすく私が勤めていた職場を例にシュミレーションしてみます。

資格は介護現場の唯一の国家資格である介護福祉士の場合としまね。

A施設

  • 夜勤手当 3,000円/1回×5回=15,000円/月
  • 資格手当 5,000円/月
  • 介護職員処遇改善金 5,000円/月

合計 25,000円/月

B施設

  • 夜勤手当 6,000円/1回×5回=30,000円/月
  • 資格手当 10,000円/月
  • 介護職員処遇改善金 15,000円/月

 

合計 55,000円/月

A施設とB施設で月に3万円の差があります。年収ベースで36万円の差になります。

介護士の平均年収は300万円台。割合から言ってこの差は大きいですよね。

昇給でこの額を増やそうとすると平均で計算すると10年かかります。いかに施設選びが重要かが分かります。

【まとめ】給与が良い職場を選ぶためには

この記事のまとめは以下です。

ポイント

  • 介護職の給与は低い。その中でもグループホームは最低水準。
  • グループホームの給与が低い理由は仕組みと資格にある
  • 給与を上げる方法は4つある
  • そもそも給与が良い職場を探した方が効率的

【まとめ】ひとりでの転職が不安なら転職エージェントを利用しよう

ここまで読んで多くの方がこう思っているでしょう。

  • 「そもそも条件の良い施設を探すにはどうすればいいの?」
  • 「ひとりでの転職活動は不安がある」

そこで活用したいのが「介護転職サイトです」です。利用することで自分の希望に合った職場が見つかりますよ。

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詳しくは「【必見】介護転職サイトとは?無料の仕組み・メリット・デメリットを解説」で解説していますのでよければ参考にしてください。

参考【必見】介護転職サイトとは?無料の仕組み・メリット・デメリットを解説

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