グループホームの働き方

【実体験】グループホームは料理ができないとまずいのか?職員歴7年のNsが解説します

グループホームで働くには料理できないとまずいですよね?アドバイス宜しくお願いします。

この記事を読んで分かること

  • グループホームは料理ができないとまずのか
  • 生活リハビリとして調理は基本
  • 調理がないグループホームとは
  • 実際どれくらいの料理スキルが必要か

グループホームで働く際の一番の不安は料理ですよね。

家では作るけど人が食べるものなんて無理」「料理なんてしたことない」と思っている方も多いのではないでしょうか?

結論として料理スキルが必要かは事業所によります。

今回はこれからグループホームではたらく方に向けて料理事情を解説していきます。

この記事を読むことで職場を選ぶ視点が広がりますよ。ぜひ最後まで読んでいってください。

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【実体験】グループホームは料理ができないとまずいのか?職員歴7年のNsが解説します。

この記事の結論

料理スキルが必要かは事業所による。基本はノースキルでOK

この記事の結論は上記です。

グループホームは介護職員が調理をしているホームと、していないホームがあります。

では、そもそもグループホームで調理する意味って何でしょうか?

料理をするメリット

  • 生活リハビリになる
  • 家庭的な雰囲気につながる
  • 食事形態を工夫しやすい

料理をするデメリット

  • 職員の負担になる
  • 入居者と関わる時間が無くなる

それぞれ深堀していきます。

メリット①生活リハビリになる

生活リハビリとは

生活リハビリテーションとは、(中略)着替えやトイレ、入浴など利用者様が日常を生活する上で行う活動(ADL)をリハビリと捉え、日常生活動作を自分の力でできるように支援することを指します。

参照:リハプランマガジン

生活の中で自分で出来ることはしてください。それがリハビリになりますよ」っということです。

例えば以下です。

  • 洗濯物を一緒にたたむ
  • 掃除機をかける
  • 食事の盛り付けを行う

調理作業もリハビリにつながります。

介護職員は入居者ができることを見極めて、「食材を切る」「盛り付ける」「配膳する」などを割り振りすることが仕事になります。

メリット②家庭的な雰囲気づくりにつながる

グループホームは以下のようなコンセプトがあります。

グループホームのコンセプト

認知症(急性を除く)の高齢者に対して、共同生活住居で、家庭的な環境と地域住民との交流の下、(中略)能力に応じ自立した日常生活を営めるようにするもの。

参照:厚生労働省 認知症対応型共同生活介護より

例えば料理をすることで下記が雰囲気づくりにつながります。

  • ご飯の炊けるにおい
  • 包丁とまな板の音
  • 鍋が炊ける音・におい
  • 料理を作っている職員の姿

暖かい料理を作って食べることは「家庭」を思い出させます。

認知症になってもその場の「雰囲気」はしっかり伝わります。

メリット③食事形態を工夫しやすい

職員が料理を行うことで食事の形態が工夫しやすくなります。

たとえば以下です。

  • 「ほうれん草は口に残りやすいから少しだけ刻んでおこう」
  • 「あの人の分だけ肉をしっかり刻んでおこう」
  • 「肉だけはよく刻んで、他の食材は大きめにしておこう」

施設では「常食」「あら刻み」「刻み」「ペースト」など数種類しか選択できない食種も、上記のように介護職員が調理することで「入居者ごと」「食材ごと」に無限の組み合わせで工夫できます。

急な食種変更などにも柔軟に対応がすることができます。

デメリット①職員の負担になる

料理業務は職員の大きな負担になります。例えばわたしが勤めていたグループホームは以下でした。

(例)グループホームの勤務役割

  • 早出:食堂の見守り、そうじ、洗濯などの家事業務
  • 遅出:入浴介助に専念
  • 日勤:調理に専念

日中は上記の3人で勤務しますが、調理でひとり分の人手を取られます。職員が少ないのでこれは大きな痛手です。

調理すること自体に負担感を感じる職員もいます。調理をしないホームはそういった所を考えてますね。

デメリット②入居者と関わる時間が無くなる

どうしても調理に専念する職員がいるのでその分、職員と入居者と関われる時間が減ります。

業務的な圧迫で職員の余裕がなくなることも。

ただ、料理しながら入居者とも関われますし、料理しているからこそできる関わりや生まれる会話もあります。

実際に料理をしているグループホームは5割

食事提供について

 
 

参照:認知症高齢者グループホーム及び小規模多機能施設の実態調査について 独立行政法人福祉医療機構

半分の事業所がユニット内で調理しているというデータがあります。

上記は2013年でソースが古いですが、Twitter上のアンケートでは7割の事業所で調理を介護職が行っているという回答がありました。

グループホームだからと言って必ず調理があるとは限りません。

料理をしていないグループホームはどうしているのか

では料理がないグループホームとはどのようなモノなのでしょうか?

下記のような工夫があります。

料理をしないグループホーム

  1. 食宅サービス
  2. 調理員
  3. 併設の事業所から提供
  4. その他(総菜のみなど)

宅食サービスとは

宅食サービスとは調理された料理が届くサービスです。一般家庭も利用できますし、高齢者施設などに向けてサービスを行っている企業もありますよ。

代表的なのは「ワタミの宅食」などですね。

宅食サービスのメリット

  • 調理された状態で届くから、手間が省ける。
  • 外食に比べて価格が安い。
  • バランスの取れた食事を摂れる。

例えば下記のようなおかずが届きます。

宅食サービスで届くおかず

  • 湯煎、解凍のみのおかず
  • 野菜を切って混ぜるだけのおかず
  • 下ごしらえスミ、調味料、レシピ付きのおかず

上記のように食材が届き10~15分で簡単に調理が可能というものです。

湯煎や、レンジでチンするだけのおかずが多く誰でも簡単に調理が可能です。調理の手間は大きく省けますね。

調理員とは

グループホームによっては専属の調理員を雇っているところもあります。介護職員は調理は行わず、入居者の介護に専念できます。

事業所によっては「朝食のみ夜勤の介護職員が作る」など変則的な場合もあるので注意しましょう。

併設の事業所からの提供

特養や老健などが併設されている場合、そちらで作った料理を提供してもらうことも可能です。

単独の事業所では難しいですね。

その他

調理の負担を避けるための工夫

  • 総菜を買ってきて盛り付けるだけ
  • パック詰めのおかずを利用する
  • 冷凍食品を利用する

上記です。事業所によって様々な方法で調理の負担を減らすための工夫を行っています。

料理をする場合の業務内容

実際に料理をする場合の業務内容を紹介していきます。

実際の日勤(料理担当)のスケジュール

実際にわたしが勤めていた事業所の日勤(調理担当)ルーティンは以下です。


  • 8:00 申し送りノートで情報収集

    出勤後、申し送りノートで注意事項などを確認します。


  • 8:30 居室トイレ掃除

    各居室にトイレがあるので掃除します。便が飛び散っているかなども見て排便状況を確認します。


  • 9:00 申し送り

    夜勤からの申し送りを受けます。夜勤はこれで勤務終了。


  • 9:30 昼食の準備

    日勤の職員を入れて12人分の昼食を作ります。


  • 12:00 昼食

    入居者と一緒に昼食を摂ります。


  • 13:00 休憩

    事務所で職員みんなで休憩。メンバーによっては気まずい時も。


  • 14:00 夕食の準備

    職員も含めて11名分の夕食を作ります。


  • 16:00 記録

    夜勤者に料理を引き継ぎ、記録に移ります。


  • 17:30 退勤

    夕食の配膳を手伝ったら勤務終了です。


上記です。

1日、料理に専念します。手際よく行わないと記録まで行きつかないのでパッパと早めに済ませます。

買い物は週一回、入居者9名分の買い物を一度に済ませていました。

実際のメニュー

実際には以下のようなメニューを作っていました。「ごはん」「メインおかず1品」「副菜2品」「汁物1品」「デザート1品」

実際に作っていたメニュー

  • ごはん
  • 豚の生姜焼き
  • 紅白なます
  • ほうれん草の胡麻和え
  • 煮豆
  • 味噌汁
  • りんご

上記を11~12名分つくります。

始めたころは全くのノースキルでしたが、でき合いのおかずや、総菜も利用しながら調理をしていました。

どれくらいのスキルが必要なのか【実際のスキルを紹介】

働き始めた当初、わたしの調理スキルは「0」でした。

  • お米は炊ける
  • 料理は小中高の家庭科でやっただけ

上記ぐらい。

最初はでき合いのおかずや「野菜を切って混ぜるだけ」のレトルト食品なども利用しながらなんとか調理をしていました。

わたしのようなノースキルからでも工夫次第で乗り切ることはできますよ。

【グループホーム職員が実際にしていた】料理を簡単にする工夫

実際にスキル「0」のわたしが行っていた工夫を紹介していきましょう。

わたしが実践していた調理を簡単にする工夫

  • でき合いのおかずを使う
  • クックDoを使って調理
  • 他の職員に教えてもらう
  • 夜勤の際はスマホを使う
  • レシピを覚えてルーティン化する

上記です。総菜やクックDoなどの「野菜を切って混ぜるだけ」のレトルトを使用していました。副菜はパック詰めのでき合いのおかずを利用して盛り付けるだけ。

スキル「0」が作っていたメニュー

  • ごはん
  • 豚の生姜焼き→クックDo
  • 紅白なます→総菜
  • ほうれん草の胡麻和え
  • 煮豆→パック詰めおかず
  • 味噌汁
  • りんご→缶詰

一見しっかりしていそうですが、実際に作っていたのは「ごはん、味噌汁、ほうれん草の胡麻和え」のみでした。

夜勤は100%スマホを使いその通りに調理すればOK。時間はたくさんあるので早めに取り組めばいくらでも作れます。

ある程度レシピを理解しルーティン化すれば何も考えずに手が動くようになりますよ。1日1品で良いので、少しづつ覚えて行けばOKです。

わたしの経験上つらいのは最初の3か月~半年程度です。慣れればこちらのものですよ!

職場を選ぶ際のポイント

上記まで読んでまだ調理ができるかが不安な方は職場選びにこだわってみましょう。

グループホームを選ぶ際のポイント

  • 事業所の方針
  • 食費はいくらか

事業所の方針【調理はしているのか?調理のこだわりはあるか】

事業所の方針によって「調理をする」or「調理をしない」というのが決まります。

また調理をおこなっている場合でも、事業所によって「入居者と必ず一緒に調理する」「出来合いのおかずや総菜は使わず手料理を振舞う」などの方針がある場合があります。

私の勤務先のGHは、食事もおやつも手作りです。施設の理念で、必ず入居者と調理をするという決まりがあります。(中略)

9人のうち料理ができるのは1人です。うまく誘導してあげないと途中で放り出すし、丁寧に教えないと調理できないから時間はかかるし、料理の途中でトイレ介助があったりするともう大変です‥。

参照:みんなの介護コミュニティより

自分がやるのも難しいのに、人に教えるとなると難易度はさらに爆上がりします。

いきなりそこまで求められることは無いでしょうが、長期的に勤める場合それがストレスの原因になることも考えられます

調理をおこなう場合でも事業所の方針によって職員にかかる負担は異なります。事前にしっかり確認しておきましょう。

食費はいくらか

事業所によっては食費が極端に少なく、冷蔵庫に中身も「これで何を作ればいいの?」と言いたくなるような所もあります。

参考に、わたしが勤めていたグループホームは1食500円×3食分×31日分×9名分=418,500円取っていました。

これがどれくらいの金額かというと

  • 買い出しでどれだけ高い肉を買っても大丈夫
  • 総菜や、できあいのおかずも買い放題
  • ケータリングで山のような松茸料理を頼んでも使いきれない

上記です。これぐらいの資金があれば総菜や、クックDoなどの出来合いのおかずも買いやすく、調理もしやすくかったです。

逆に200円以下になるとかなり厳しい印象です。調理をする上で楽をしたいのであれば食費は高いところを選ぶとGoodです。

まとめ

今回は下記のことを解説しました。

ココがポイント

  • グループホームで調理するメリット・デメリット
  • 調理をしないグループホームはどうしているのか
  • 調理があるグループホームの日勤(調理担当)ルーティーン
  • グループホームを選ぶ際のポイント

事業所の情報は、実際に働いている第三者に確認するしかありません。

見学に行って確かめるのもアリですが、どこの事業所も人手不足です。人材確保のため良い情報だけ伝えるというのはよくある話ですよね。

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